実物不動産の取引価格はすでに上昇

2011.10.28

東京都心では、賃料の上昇も一部見受けられ始め、実物不動産の取引価格はすでに上昇し始めている。また、08年にニューシティーレジデンス投資法人が破綻した。日本のREIT破綻第1号となり、それまで不倒神話が語られていたJ−REITは激震した。私は、このことが投資家に与えている影響は大きいと考えている。投資家がひとたび「REITは破綻する可能性がある」という知識を得てしまうと、どのREITが大丈夫でどのREITが危険かを見分ける能力がない場合、破綻リスクを負いたくないためにREITへの投資を見送ることになる。

[参考情報]
> 中間市の中古一戸建て
> 小牧市の新築マンション
> JR東海道本線(東静岡)の新築マンション
> JR東海道本線(吹田)の中古一戸建て
> つくばエクスプレス(守谷)の中古一戸建て

買い手に商品の良否を区別する情報がないのであれば、購入自体を手控えてしまう。そうなれば、悪くない商品までもが売れなくなる。こうした情報の偏在から生じる「市場の失敗」を避けるためには、投資家とREIT運用会社の間の情報の非対称性をなくし、同じ情報を共有するプロセスが不可欠である。同じ情報の共有とは、REITが持っている情報を投資家にすべて開示することだ。