不動産の流動化を促進する

2011.10.18

森ビルグループの元気さも目立つ。グループの1社である森トラストは、地価の下落が続く中で、不動産の流動化を促進するものと期待されている「不動産投資信託」事業、などを通じて積極的な展開を図っている。セゾングループだったパルコなどと手を組んでいる。かつて業界トップの地位にも立ったことがある殖産住宅相互は、2002年1月に経営破綻した。新築住宅部門は住宅塗装大手のペイントハウスに譲渡し、リフォームなどは同業のミサワホームなどの支援を受けることになる。同社は650億円の債権放棄を受け、その後いわば“無借金会社”として経営再建を図っていただけに、その行き詰まりは、業界全体の需要減を端的に証明している。過剰な債務や、所有する土地の評価額が下落し含み損となっている問題を抱えているだけ影響が大きい。