十八個の引き出しが日常を支えている

2011.12.03

食卓の脇には造り付けの棚がある。上段のガラス引き戸の部分には普段使いではない皿やグラス類が納められ、中間部分は飾り棚になっている。ここまではよくある収納だが、下段のずらりと並んだ引き出しには、わが家の住まい方と密接に関わる特徴があるようだ。ここには小さいのが四列四段で十六個、最下段の大きくて深いもの二つを加えて計十八個の引き出しがある。この引き出しは「爪切りとか鍵とか針と糸とか、バンテージとか買い置きのタバコとか、そういうものを、すぐ手のとどくところへ置くために小さな引き出しがいくつか欲しい」と記した考え方の実践である。

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もっとも、こういう「ちょっとしたもの」の種類や量は事前に予測できないから、別にどの引き出しには何を入れる、というふうに計画して設計したわけではない。しかし結果的にこの十八個の引き出しにはすべて何かが入っていて、わが家の日常を支えている。