日本の住宅政策には、一つの問題点があります。それは、住宅政策が経済対策と位置づけられ、結果として「持ち家」支援を中心にした政策・税体系が「逆進的」となってしまったことです。住宅ローン金利の税額控除や、(旧)住宅金融公庫の長期・低利融資といった、持ち家支援の政策に膨大な税金が投入され、「公庫(貸出限度)枠」の拡大・追加も行なわれてきました。また(旧)日本住宅公団の住宅建設も、分譲住宅が中心でした。1
「持ち家」政策の位置づけ... の続きを読む
既契約客の住宅工事着工に向けての業務も同時に進行しているわけで、こちらの業務も契約前の業務に引けを取らないほどの時間がかかります。これらの業務を毎月繰り返しているうちに彼らは疲れ切ってしまい、単純なミスが起こりやすい状況が発生します。また、時間に追われている営業マンほど、新しい試みをしたり、住宅業界以外の社会とのかかわりを持つ時間を奪われてしまうでしょう。これでは本当に中長期的に顧客のためを思う仕
疲れ切った営業マンたち... の続きを読む
これにより生産緑地については、固都税の宅地並み課税を免れ、相続税納税猶予の特例措置が継続されるには三〇年間農地として耕作することが条件になった。平成四年四月以降どれくらいの農地が、「宅地化すべき農地」に転換されたのか。自治省の資料をみると、東京都の場合は市街化区域内のうちの四〇パーセントにあたる一八・八九平方キロメートル、埼玉県では七二パーセントの四〇・〇四平方キロメートル、千葉県では七七パーセン
農地の宅地・商業地化が著しく進んだ練馬区... の続きを読む
私たちは、社員の車に先導されて体感ハウスへ向かった。そこは事務所から車で10分ほどのところなのだが、表通りから五〇〇メートルほど奥まった住宅地の中にあった。玄関ドアを開けて一歩中に入った瞬間から、一月だというのにまるで小春日和のようにほんわりとした暖かさに包まれた。その暖かさは、かつてまったく体感したことがないものだった。あの瞬間に感じたホワーツとしたなんとも言えない暖かさを、今でも鮮明に思い出す
冬の体感ハウス... の続きを読む
重要事項説明書には、土地や建物の権利関係などが記されていますが、その記述の裏にある「事情」までは詳細に示されていません。たとえば、●登記簿面積と実測面積が異なる場合、いつ実測したか?また契約はどちらの面積で行うか?●建築制限や道路計画などの記載事項に絶対モレがないか?●ガス・水道などの供給施設に未整備がある場合、いつ誰が整備するか?費用の負担は?●マンションの場合、駐車場の空き状況は?修繕計画は?
重要事項説明書について... の続きを読む
軸組構造の建物では、柱や梁などでつくる壁や床の枠組みが地震で壊れるのを防ぐことが耐震性を確保する基本です。そのため、壁の部分には「筋違い」、七台や床組みの部分には「火打ち上台」「火打ち梁」と呼ばれる部材を斜めに入れます。特に重要なのが壁の筋違いで、筋違いの断面寸法や壁への入れ方によって耐震性についての数値(壁倍率)が決まっています。たとえば、断面の筋違いを1本だけ入れれば壁倍率は2.0、たすき状に
木造住宅はまだまだ進化する可能性がある... の続きを読む
不動産で財をなす人は不動産感覚がするどい。10年先を見通すような「土地を見る目」はどうすれば……よく先見力とか先読みの方法とかいわれるけれど、土地を買うのにそんな先なんか見えやしないですよ。たいていの場合、土地を買う人は、何よりも今、そういうものを買う必要があるということで決めるのです。もうひとつは、借金をしなきゃいけないんだけれど、その借金が自分の収入の範囲内で払えるかどうか、もしくは不動産を買
不動産感覚がするどい... の続きを読む
新線の開通などで急激に開発が進んだ郊外やニュータウンの人口は、当然、急増しますが、賃料はあまり上昇しません(そもそも賃貸マーケットがなければ、従前と比較することもできませんが)。価格も長期的には上昇しないどころか、下がることが多いのです。一瞬だけ上昇して、すぐに下落するのが常です。下町も同様で、もともと下町は人口密度が高いのですが、そこの工場や倉庫が廃業してマンションに転用されたりすれば、人口は急
新線の開通などで急激に開発が進んだ郊外やニュータウ... の続きを読む
断熱性・気密性にすぐれ、四季を通して室内を快適に保ってくれるという「外断熱住宅」ってどんな家なんだろう?最初は「そとだんねつ」と読むのか、「がいだんねつ」と読むのかさえ知らなかった私ですが、住宅関連の本を買い込み、またメーカーなどにも問い合わせていろいろと調べ始めました。そしてまずわかったのは、「建物を外側から断熱材ですっぽり包み込んだ家」のことだということです。従来の一般住宅の断熱の仕方は「内断
「外断熱工法」との出会い... の続きを読む
現代版、木陰の涼しさがここにパッシブ住宅として完成するのです。「土壁の家」を現代流に復活させる昔の建物の良さを、土壁に求める人が多いと思いますが、土壁は温熱環境的に見ると、二つの大きな役割がありました。それは、熱を蓄えることと湿気を調節することです。この二つの機能は、健康で快適な居住空間を得るためには欠かせないものです。しかし、合板フローリングとビニールクロスなどで代表される現代のペラペラな家では
湿気の調整は当たり前... の続きを読む